【施工】2016年3月 【施工日数】10日
【使用した材】イタウバ、上海アンティークレンガ、TOEXスピーネ、TOYOグルバストーン、芝(TM-9)、ハイノキ、ホンコンエンシス
桜並木に面したとても良い立地に建つお宅の新築外構工事です。ナチュラルな印象のウッドフェンスが景観によく馴染んでいます。
現調時の写真です。
片流れ屋根と天然木の外壁が印象的なI様邸。
北側は長く続く桜並木の歩道に面しています。
人の通りが多いので、目隠しとなるウッドフェンスを希望されていました。
既にご入居されていたため、最優先となる駐車場の土間打ちから工事がスタートしました。
玄関前のデッキにつながるアプローチは、黒いアンティークレンガを使用しています。
角がかけていたりモルタルが付いていたりと、アンティークならではの雰囲気ですね。
同時に桜並木側の境界ブロックを設置していきます。
勝手口から裏門に続く石貼りの小路。
玄関側よりも人目につく場所のため、こちらもきれいに整えておきます。
土台となるブロックがしっかり固まったところで、ウッドフェンスの工事がスタート。
ブロックの上に土台となる角材をアンカーで固定していきます。
イタウバのウッドフェンスは色々とご検討いただいた結果、縦貼りのデザインに決まりました。
板と板のすき間は14mm、高さは約1.7m設定しています。
お隣との境界側にも少し延長して設置します。
お庭がほぼ隠れて落ち着きましたね。
桜の枝がちょうどフェンスの上に広がっています。
歩道側から見た状態。
通りを歩く人の気配は感じますが、直接目が合うことはないと思います。
目隠しの必要が無い部分はフェンスを低くしています。
歩道側に出るための門扉もイタウバ材で造作。
温かみがありますね。
勝手口から裏門へ。
石の舗装できれいにつながりました。
植物を植えられるよう土のスペースも残してあります。
玄関側の門柱もフェンスと同じイタウバの角材で造りました。
柱を深く埋め込んでしっかりと固定します。
お客様が直接海外から取り寄せられた表札。
地下鉄の看板と同様のデザインだそうです。
シンプルでかっこいいい表札ですね。
続いて植栽工事です。
玄関前の一番目立つところには株立のハイノキを植え込みました。とても自然な樹形で、建物とよく似合っています。
お庭には芝生TM-9を植え込みました。
とてもゆっくり育つため、刈込や施肥の手間が少なくて済む改良型の高麗芝です。
お庭の中央にはヤマボウシを植え込みました。
駐輪スペースの屋根と土間も仕上がって工事はすべて完了です。
これから少しづつ緑を増やしていかれる予定だそうです。
建物の雰囲気に似合う、植栽が映える外構に仕上がりました。
ウッドフェンスの目の前には大きなアジサイが植わっています。季節ごとの景観が楽しみですね。
この度はありがとうございました。